育児休業取得者が出たことをきっかけに、
当社でも助成金を申請しました
近年、子育てをしながら働き続ける働き方が一般的になり、育児休業を取得する社員は年々増えています。
女性の育休取得率は高い水準で推移しており、企業としても育児と仕事の両立を支える体制づくりが求められるようになってきました。
当社でも今年、育児休業を取得した社員がいたことから、国が用意している「両立支援等助成金(育児休業等支援コース)」の申請に初めて取り組みました。
育児休業をきっかけに社内体制を見直す良い機会となる一方で、実際にやってみると、想像以上に書類のチェックが細かく、準備にはかなり手間がかかるという実感も得ました。
■ 実際に取り組んで感じた「助成金申請のリアル」
助成金申請というと「複雑そう」「書類が多そう」というイメージがあるかもしれません。当社が今回初めて取り組んだ際も、次のような点に苦労しました。
- 確認書類の種類が多い
- 日付や手続きタイミングの精度が求められる
- 不備があると差し戻しになる
特に書類チェックは想像以上に厳しく、細かい点まで確認が必要です。「初めての企業にはハードルが高い」と感じる場面も正直ありました。
その一方で、分からない点を問い合わせたところ、担当窓口では大変丁寧に教えていただけたため、不明点は都度解消できました。
「まずは申請期日までに書類を揃えて提出する」ことを優先し、必要に応じて問い合わせながら進める姿勢が大事だと実感しました。
■ 一度経験すると企業の「ノウハウ」になる
今回の申請を通して感じたのは、たしかに手間はかかりますが、
一度経験すると流れがつかめ、次回以降の申請はかなり楽になるということです。
提出書類の種類、記載のポイント、確認すべき社内情報などが企業として整理されていくことで、次のようなメリットが生まれます。
- 社内の育休取得者が増えたときの準備がスムーズになる
- 育休前後のフォロー体制が整う
- 制度運用の仕組みが社内に蓄積される
助成金の受給だけでなく、育休取得者のフォロー体制を見直すきっかけとしても意味のある取り組みになりました。
■ 制度の詳細は厚生労働省サイトで最新情報を
両立支援等助成金(育児休業等支援コース)は、要件や手続きが年度によって変更されるため、最新情報は厚生労働省の公式ページをご確認ください。
👉 厚生労働省「両立支援等助成金(育児休業等支援コース)」はこちら
■ まずは「やってみる」ことで見えてくるものがある
助成金の申請は決して簡単とは言えませんが、実際に取り組むことで次のようなメリットがあります。
- 制度への理解が深まる
- 問い合わせれば丁寧に教えてもらえる
- 次回以降の申請がスムーズになる
今後も育児休業取得者が増えることを考えると、今回のような制度を積極的に活用し、社内の仕組みづくりにつなげていくことが重要だと感じています。