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マトリックス図を活用する 14/01/16
 経営コンサルティング時によく用いる手法として、戦略案や対策案を考える際にマトリックスで描いて発想してみることがある。
縦軸と横軸をとって、その交わる領域で何かを生み出そうという考えだ。図にすると次のようになる。



マトリックス図を使って、例えば我が社の今後の新規事業展開を考察していく。縦軸に市場(マーケットや得意先など)をとり、横軸に商品を置く。縦軸は既存市場、関連市場、…、横軸は既存商品、関連商品、…、となるわけだ。そして、既存市場と既存商品の枠内(A)が、現在の「本業(主力事業)」の領域となる。

今後の新規事業案を考える場合、,諒向で既存の商品を新しい市場で販売できないか?また、△諒向で既存の市場に向けて新しい商品は考えられないか?とういう発想で新しい事業候補を挙げていく。
代表的な成功例としては、,諒向ではアスクルの例=既存の文具商品を新市場のオフィス向けカタログ販売を展開、△諒向ではヤマト運輸の例=既存顧客に新しい商品のクール宅急便やゴルフ宅急便などを次々と開発、があげられる。

身近な例でも、ある墓石メーカー様が、,諒向で墓石商品を墓石店以外の取引先開拓に着目し、結果として仏壇店ルートの販路拡大に成功された例がある。また、仏壇店にとっては、△諒向で既存顧客に仏壇以外の商品提供を模索されており、関連商品の墓石が今では強力な主力商品として育っているのである。

このように、新事業を展開していくにあたっては、できるだけ現在の既存市場や既存商品に関連した領域で考えていくことが、本業との相乗効果が生まれ、また実践もしやすく実現度も高まっていく。
御社でも、マトリックス図を活用して幹部社員全員の知恵を結集してみてはいかがだろうか。


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