コラム

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社長の思いを引き継ぐ義理人情的M&A 09/11/09
M&A事業に進出し、8年が経過しました。
現在まで後継者問題の解決のため、又、企業の存続不安のためのM&Aを実施してまいりました。
その中で、心に残る事例をご紹介します。

譲渡企業のA社には後継者候補(社長の長男、40才)がおられ、大学卒業後、大手企業にてキャリアを積まれ、後継経営者としてA社に入社いたしました。
また、今日まで経営者としての教育も実施されていました。
しかし、今日の経営環境下で経営者としてやっていく自信がなく、事業承継を断念されました。
創業社長である父およびその家族は、愛着ある会社を子供に継いでもらいたい気持ちに変わりはありません。しかし、断腸の思いで第三者への承継(株式譲渡)を決断されました。

当社がご紹介した譲受企業B社には、ご子息が3人おられ、それぞれが各工場、部門の責任者として活躍されています。
今回のM&Aは、事業のシナジー効果も大きく、譲渡企業の優れた技術、人材、ノウハウを手に入れ、さらなる発展が実現できると判断され、このM&Aが成約しました。
譲受企業のオーナー社長は、非常に人情家であり、又、譲渡企業の社長の意を汲み、「ご子息を預けて欲しい」とお願いされ、トントン拍子に話が進みました。

M&Aが成約し、譲渡企業の社長は会長として事業引継ぎをされており、先日、1年ぶりにご面談をいたしました。
弊社からM&Aを提案され、仲介していただいて「本当によかった」と感謝され、すばらしい笑顔で迎えていただきました。

M&Aコンサルタントとして、このようなお言葉をいただき、又、感謝されると、コンサルタント冥利につきます。
又、お客様のためになれたという達成感を感じます。

私共が取り組んでいるM&Aは、経済的側面のみではなく、今までに経営者と苦楽を共にした幹部、従業員の今後を第一に考えるという、ある意味義理人情的M&Aであります。
これが最に日本型M&Aであると思います。


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