コラム

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「ビジネスの栄枯盛衰」 09/10/16
仕事柄、会社の決算数字を見る機会が多くあります。会社の業種・業態・創業時期等は様々ですが、明らかに共通点があるように感じます。その共通点について、数点お話をしてみたいと思います。

(1)あるビジネスモデルは正規分布に沿って推移する。
縦軸に売上(利益)、横軸に時間をとり、創業期から現在までの推移を見てみると、見事な正規分布を形成する場合が多いと感じます。複数のビジネスモデルが混在している場合には、そのビジネスモデルごとにみていくことが必要ですが、特に単一のビジネスモデルで長年やっている会社は、その正規分布の形はきれいです。もしこの仮説が正しいとすると、現在やっているビジネスモデルがいつ成長期に入り、いつ成熟し、いつ衰退するのかが読めるということを意味します。更にいえば、いつごろ各段階に入るのかが読めれば、今何をしておかなければならないかがわかります。

(2)成長企業は、あるビジネスモデルが成長後期に入ったときに、あらたなビジネスモデルを模索している。
成長後期は、正規分布でいえば、半分より少し前の段階です。つまりあるビジネスモデルがピーク(売上・利益)に達する前に次のビジネスモデルを模索しているということです。逆に、衰退企業は、成熟期が過ぎた段階で、次のビジネスモデルを模索しているように感じます。痛みを感じ始めてから取り組んでもなかなか下りのエスカレーターを駆け上がることは難しいということでしょう。また、新たなビジネスモデルといっても何も全く新しい取り組みばかりということではなく、商品は変わらないけれども、そのリニューアルであったり、新しい売り方であったりもします。

(3)ひとつの正規分布のサイクルが短くなっている。
ビジネスモデルのサイクルがどんどん短くなっているようです。一昔前は1事業10年と言われていたようですが、今はそんなことをいう人はいません。これについては、もちろんたくさん例外はあります。しかし、大きな視点で捉えた場合には、この傾向は正しいようです。となれば、「波乗り経営」などという言葉がはやったのもうなずけます。とにかく次々とビジネスモデルを乗り換えていく経営ということです。

事実から推測できることを自由に書かせて頂きました。私自身は現在M&A事業を担当しています。事業承継の問題に先手を打っておきたいという経営者の方は下記のアドレスをクリックしていただき、必要事項をご記載の上、ご連絡ください。

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