コラム

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新入社員がなぜ辞めるのか 08/04/11
 企業の採用意欲も高まり、売り手市場と言われていますが、今年も街中でフレッシュマンの姿を見かける時期になりました。3年以内で30%が退職するというデータも出ていますが、御社の定着率はいかがでしょうか?

 弊社も「桜の季節は新入社員研修」が定例業務となっており、今年は4月の上旬に数社の新入社員に対し実施しました。社会生産性本部によると今年の新入社員のタイプは「カーリング型」だとか・・こすらないと止まってしまうそうです。

 それはさておき、参加企業の人事担当者の方からこんな話を伺いました。
「せっかく新入社員研修で基本やマナーを勉強させても、うちの会社はダメなんですよ」
何がダメなんですか?と聞くと
「受け入れ側の先輩社員の基本ができていないから、すぐに染まって忘れてしまうんです」
「朱に交われば赤くなる」といいますが、そのスピードは悪い慣習と良い慣習では「ジェット機」と「カメ」ほどの差があるのは皮肉なものです。
 
 毎年、新入社員と接しつくづく感じるのは、彼らは非常にやる気に満ちあふれています。不安もありますがそれ以上に期待感を持っています。研修を受ける態度は皆まじめで、一生懸命です。仕事は何一つできませんが(当たり前ですが)マインドは力強さを感じます。
しかし半年後にフォロー研修を実施すると、何人かは退職し、参加した新入社員の顔色を見ると「慣れてしまった」感じを受けるのです。
慣れることは決して悪い事ではありませんが、たった半年で初心を忘れてマイナスに慣れてしまっては、研修も一からやり直しです。

 新入社員のタイプは毎年○○型と発表されますが、毎年タイプが変わるとは到底思えません。変わらないといけないのは、「仕事は見て覚えろ。わからないことは聞きに来い」といった会社の受け入れ体制と、人材育成に対する考え方なのです。
たった2日や3日の集合研修は、「会社の中で人を育てる」という観点からすると、ごくごく一部に過ぎません。

 新入社員が辞める理由は「理想と現実のギャップ」と言えます。理想が高くて辞めるのはいたしかたない面もありますが、現実のレベルがあまりにも低いと問題です。前述の人事担当者がこう言われていました。
「入社5年までを対象とした新入社員研修をやろうか」と・・・


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