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『M&Aを進めるための留意点』 07/11/15
近年、中小企業におけるM&Aは

・売り手にとっては「事業承継対策と企業存続の手段」として
・買い手にとっては「経営戦略実現のための有効手段」として

年々増加しています。
企業がM&Aを進めるための留意点を整理すると、


1.譲受側、譲渡側の共通点

(1)秘密保持契約が前提
 M&Aの情報は慎重に取り扱う必要があります。企業譲渡の情報が漏れると、今後の事業展開に多大な支障をきたすことがあるからです。
(2)仲介者を立てる
 交渉を当事者同士で進めると、往々にして破談になることがあります。
 M&Aは、経営、税務、法務等専門的知識が必要なため、専門の仲介者を立てて建設的に交渉を進めることが肝要であります。

2.譲受側

(1)経営戦略上の可否を検討する
 M&Aは経営戦略を実現するための有効な手法であります。
 企業を譲り受ける際には、経営戦略上の目的をもって検討することが重要である。
(2)明確な計画を策定する
 シナジー効果、事業フレームを具体的に計画する。
 又、買収予算、資金調達、譲受後の運営方法等具体的な計画を立案する。
(3)前向き思考が大切
 会社を買うということは、リスクも伴う。自社もそうであるように、欠点のない会社はない。
 譲り受けた後に自社の経営資源で欠点をカバーする姿勢で臨むことが大切である。

3.譲渡側

(1)企業の存続を最優先に考える
 M&Aにおける大きな関心点は、譲渡金額である。
 これは大事な検討事項であるが、最優先にされるとうまくいかない。企業の存続、発展を最優先に考えることが大切である。
(2)あわてずじっくり構える
 多くのM&Aの場合、着手してからゴールまで、6ヶ月から12ヶ月を要する。
 相手先との交渉は中々前に進まず、イライラすることが多々ある。
 あわてず、じっくり構えた姿勢が必要である。
(3)決断のタイミングが重要
 事業承継には時間がかかります。
 それゆえに周到な準備と決断が必要となります。
 経営内容が悪化し、手遅れの状態になればM&Aは難しくなります。

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