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成果主義の落とし穴 07/02/21
 文藝春秋の新年特別号でソニーの元上席常務 土井利忠氏が「成果主義がソニーを破壊した」と述べています。
 ご存知の通り、2003年のいわゆる「ソニーショック」は4半期だけで約1,100億円もの赤字を出し、それをうけてソニーの株価は2日運続でストップ安をつけました。
 ソニーショックの2年ほど前から社内の雰囲気が非常に悪くなっており、心身に変調をきたす社員が激増していたそうです。
 また、今のソニー社員は、大切な「内発的動機」を失っておりその原因は成果主義であると指摘しています。
 この「内発的動機」とは、たとえば「自分の力でロポットを作りたい」といった内側から自然にこみ上げてくる衝動です。その反対が「外発的動機」で、これはおカネが欲しい、出世したい、名誉が欲しいという外部からの報酬を求める心のことを言います。
 仕事の成果を数値に置き換え、細かな基準を作って評価する成果主義は、まさに「外発的動機」を誘引し、「燃える集団ソニー」が崩壊していったと・・・
 ソニーの内部を知り尽くした人の発言だけに、非常に説得力があります。成果主義が大きな原因になっていることは確かなようです。
 ただ、「成果主義という制度そのものが本当に原因なのでしょか?」という疑問も沸いてきます。
 制度が悪いのであれば、以前の年功的な制度に戻せば「燃える集団」が復活するのでしょうか?
考えさせられる記事でした・・


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