コラム

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経営はバランスである!! 06/10/20
経営者の想いと現場責任者の想い

先日、ある会社の経営会議に参加させていただいた時の出来事で、こんな事がありました。社長曰く「2年前から打ち出している重要施策について、事あるごとに口すっぱく言っているのに、何としてでも実現していこうという姿勢が一向に感じられないのは何故か?」、大変な剣幕で並み居る幹部を叱咤している。それに対して、ようやく幹部の1人が曰く「方針はよく分かっていますが、当面の業績確保を考えると現実対応をしていかねばならず、理想と現実が矛盾してくるのです」。皆様方の会社においても、経営者と現場責任者のこのような議論の場面が多いのではないでしょうか。


ジャック・ウェルチ氏の一言

だいぶ以前になりますが、ある経営誌でこのようなレポートを読んだことがあります。それは、世界的な優良企業であるゼネラル・エレトリック社(GE)での幹部研修での出来事です。当時の経営者であるジャック・ウェルチ会長が講師を務め、受講者である幹部とのやりとりが掲載されていました。ある幹部が講師への質問で「我社では幹部に対して、ある時は、常に中長期的に物事を判断して決断を下せと言う、一方、ある時は、短期で結果を出せとも言う、いったいどちらが正しいのですか?」と、率直な疑問を述べた。これに対して、ウェルチ氏はこのような主旨の応答をしていました。「企業は、短期の利益結果を出さなければ生き残れない。また、中長期で戦略展開していかなければ明日の成長はない。また、経営者は短期・中長期いずれかだけで良いのならば誰でも出来る。短期と中長期のバランスをとって判断していくから、難しいのだ。優れた経営者は両者のバランスをとる」。正に、経営の真髄をついた言葉であると思います。


バランスを実践する

先程の、ある会社の経営会議での議論も、この短期と中長期の矛盾に似ています。では、どうしたら良いのか。答えはそう簡単ではありませんが、相反する2つの事を並行していかに実践していくかにつきます。現場責任者は、現実対応しながら、将来に繋がることも並行して行う。また、経営者は戦略のリーダーシップを発揮しながら、現実を見ながら施策対応を図っていく。こうした実践力を組織に根付かせていかなければなりません。経営者は現場に降りていく努力を、現場責任者は戦略的施策を実践していく責任を持つ努力が必要になります。
 経営コンサルタントの役割として、このような戦略実現を強力にサポートしていく機能があります。経営者の想いと、現場の実状をいかに結合させるか、皆様方も、自社の経営管理の在り方を再点検してみてはいかがでしょうか。ご相談をしていただければ、最適案をご提案させていただきます。

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