コラム

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コミュニケーションは難しい? 04/12/02
コンサルタントをしていて、こんな現場に出会うことがあります。社長と1対1で面談している時です。社長は会社の課題について話をしています。どんどん話をしていきます。私はアドバイス的な発言はほとんどしていません。しかし社長は更に話しをし、最後に「ああそうか!」と自分で解決策を見つけます。そして、私はほとんど話をしていないにも関わらず、社長に満足感を与えているのです。

 こんな不思議な現象に出会ったことはないでしょうか?

 私は最近このように感じることがあります。
「アイデアや発想は、人と人との間にあることが多いのではないか」と。これはどういう意味かというと、人と人が会話(コミュニケーション)をしているそのときにこそアイデア・発想が生まれることが多いのではないかということです。

 人はどうも話をすることで過去の記憶の小箱(レッテル)を整理したり、探索をしているようなのです。話をしながら脳に積極的にアプローチをかけているといってもいいと思います。それは、恐らく机に座って自問自答しているよりも、相当早い速度で脳を動かしていると思われます。そのようなことを考えると、例えば商品開発会議でアイデアを練るよりも、喫煙場所で会話をしながら発想をしていくほうが発想効率は良いのかもしれません。

  しかし実際、この会話が曲者です。皆様の周りに自分の発想やアイデアを真剣に聞いてくれる相手がいますか? また、相手が話しをしていることを本当に理解しようとして聞いていますか?会話は相手がいてはじめて成り立ちます。 理解しようとしていない相手と話をするのは、会話ではなく独り言です。

 「聞く」という大前提を保持しながら「自分を語る」ことが必要であると思います。

 皆様の企業に「聞く」風土は育っているでしょうか?

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